茨城空港から福岡空港へ、片道約2時間の空の女子旅を二人で楽しんできました。
茨城県はもとより、北関東からは少し距離があるのでなかなか行く機会のない九州ですが、今回はその福岡旅行のレポートをお届けします。みなさんの旅の参考になれば幸いです。
「福岡県内をあちこち漫遊」&「福岡グルメをとことん満喫」
2泊3日の旅行の中で、私たちが決めたテーマはこの2つです。
福岡空港からすぐの博多駅を拠点に、昼間は福岡県内の人気観光スポットを巡り、夜は博多で「ばりうまか」ものを堪能しようと思います。
茨城空港から福岡空港へ
茨城空港から約2時間で福岡へひとっ飛び
午前10時茨城空港発のスカイマークに搭乗し、福岡空港に到着したのは約2時間後の午前11時55分。
スマホにダウンロードしておいた、ちょっとした映画を観るのにもちょうどいい時間ですが、空からの風景を眺めているだけでも退屈せずにあっという間に到着しました。
しかも、福岡空港から博多駅までは、直結の地下鉄2駅分、およそ5分で到着です。
ちなみに電車の場合、水戸駅からだと午前9時20分ごろに出発し新幹線を使っても、博多に着くのは夕方4時です。観光スポットを1ヶ所多くまわったり、美味しいものを1食多く食べられるくらいの差がありますね。
ホテルのチェックインにはまだ少し早いので、コインロッカーに荷物を預け、最初の目的地へ電車で出発です。
門司港
博多駅から特急で約90分、私たちが最初に向かったのは、福岡県北東部にある「門司港」です。
明治から大正にかけて貿易港として栄えたこの地域は、JR門司港駅を中心に、移築・復元された当時の洋風建築群が並ぶレトロな街並みの中、異国ロマンを感じながら散策を楽しむことができます。
電車から降りてホームを見渡すと、そこにはまるで映画のセットのようなノスタルジックな風景が広がっていました。さらに駅を出ると、大正3年(1914年)創建当時の姿に復元されたというレトロながら重厚な駅舎が目を引きます。
駅から周辺を散策すると、「旧門司三井倶楽部」「旧大阪商船」「旧門司税関」など、クラシックで気品あふれる建物が。それぞれカフェやギャラリー、休憩所等に現在も活用されていて、中の様子をうかがいながら100年前に思いを馳せる時間を過ごすことができます。
他にも、1日6回橋がはね上がる「ブルーウィングもじ」や地上103メートルから門司港エリアを一望できる「門司港レトロ展望室」、周辺地域の自然・歴史ついて楽しみながら知ることができる「関門海峡ミュージアム」など、レトロスポット以外にもたくさん楽しむことができました。
門司港エリアはレトロかわいいカフェや洋食店がいっぱいでしたが、門司港ご当地グルメとして有名なのが「焼きカレー」。博多に戻ったら福岡グルメを、と考えていたのに早くもフライングです。カレーライスをオーブンで焼き込んだ名物グルメは、お店によって味もさまざま。ぜひご賞味ください。
もつ鍋
博多に戻ってきた私たちは、まずホテルにチェックイン。ほっと一息ついてから、今晩の福岡グルメ「もつ鍋」を食べに行きました。
今や全国区の人気を誇るもつ鍋ですが、もとはといえば戦後の福岡が発祥の地とのこと。醤油、味噌、鶏ガラにテールスープと、本場のもつ鍋はスープのバリエーションも豊富。プリプリのもつにキャベツやニラなどの野菜をどっさり乗せて、鍋の〆にはちゃんぽん麺か雑炊というのが定番です。
私たちのいただいたもつ鍋は、あごだし醤油ベースのベーシックな味付けで、ほっかほかのもつのぷるぷるな食感が引き立ちました。口の中でまるでとろけてしまうようなクリーミーさは、新鮮なニラや豆腐とのハーモニーも最高でまさに絶品でした。
糸島
2日目は、昨日とは逆方向、福岡の西側を目指します。電車で約40分、そこからレンタカーを借りて、糸島半島をドライブしました。
糸島エリアは海岸線沿いに県道が伸び、美しい風景を眺めながら心地よい時間を過ごすことができます。
糸島を代表する景勝地のひとつで、福岡県指定の名勝にも指定されている「桜井二見ヶ浦」の夫婦岩や、日本最大の玄武岩洞といわれる「芥屋(けや)の大門(おおと)」などを巡りながら、博多や天神といった都会的なイメージの福岡とは一味違う自然の豊かさに感動しました。
さらに、SNS映えすると話題のスポット「ヤシの木ブランコ」「LONDON BUS CAFE(ロンドンバスカフェ)」などもしっかりチェック。
糸島では、夏は海水浴場も2ヶ所オープン。時間があったらこちらもおすすめです。
イカ活き造り
ぐるりと海に囲まれている糸島半島。食の宝庫といわれる糸島の中でも、地元の漁港から仕入れるとびっきり活きの良い海産物は人気です。
そこでランチには、糸島で採れた新鮮なイカを活き造りにしてもらう「イカ活き造り定食」に舌鼓。
新鮮で透き通るような身のイカの刺身は、とろけそうな甘みに歯ごたえもあって、今まで食べたイカの中で最高の味でした。
後づくりのゲソの天ぷらも絶品でしたよ。
秋冬の糸島では、かき小屋も名物とのこと。こちらもいつか食べに来たいと思います。
薬院
糸島を満喫して戻ってきた私たち。博多から電車で7分ほどの場所にある薬院エリアで、少し街歩きを楽しみました。
薬院エリアは、おしゃれな雑貨とカフェが魅力の街。個性的な雑貨店で見つけたかわいいアイテムは、おみやげにも、自分へのプレゼントにも最適です。また、おしゃれなカフェに立ち寄って、美味しいドリンクやスイーツを楽しむひとときにも癒されます。私たちは木の温もりが感じられるモダンなカフェで、心地よい時間を過ごしました。
福岡といえば博多や天神が有名な繁華街ですが、すぐそばには、ここ薬院のように、またひと味違ったおしゃれな雰囲気の街もあるのですね。
こんな小さな発見も、見知らぬ土地の街歩きの醍醐味。みなさんも、ちょっとおしゃれで思い出に残る時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
水炊き
2日目の夜は「水炊き」を楽しみました。
水炊きとは、鶏ガラでとったまろやかなスープに、新鮮な鶏肉や白菜、ニンジンなどを入れて煮込む鍋料理。
博多美人の美の秘訣は、水炊きに含まれるコラーゲンの美容効果にあるのではとも言われているそうで、私たちも期待満点です。
水炊きのお店は博多・天神を中心にたくさんありますが、どこもお客さんがいっぱいのようですので、事前の予約がおすすめです。
私たちは、お店おすすめのコースを注文しました。独自の飼育方法で育てられたというこだわりの鶏肉に、鶏がらたっぷりコラーゲンたっぷりで熱々の濃厚スープ。さらに博多の水炊きには、白菜では無くキャベツが入るところがポイント。スープが水っぽくならず、〆までおいしく食べられるのだそうです。
グツグツと煮込まれた水炊きは、やわらかい肉質ながらも食べ応えのある鶏肉に、野菜の甘みやコラーゲンのとろみなどが相まって、とても美味しかったです。
屋台グルメ
〆にちゃんぽん麺までいただき、すっかり満腹の私たちでしたが、最後の博多の夜を満喫すべく、屋台をいくつか見てまわりました。
天神と中洲を中心に約100軒の屋台があるといわれています。屋台といえばラーメン、おでん、焼き鳥といったイメージがあるかもしれませんが、福岡の屋台は明太子たっぷりのご当地メニューから創作料理、韓国料理やフランス料理まで実に多種多彩。散歩がてら見てまわった屋台は、平日だというのにどこもたくさんのお客さんで賑わっていました。
せっかくなので私たちも、博多ラーメンと店主おすすめ「餃子巻き」と「ロールキャベツ」のおでんをいただきました。北関東ではなかなか馴染みのない風景でしたが、思い切ってのれんをくぐると、そこには温かい笑顔と料理が待ってくれていました。
太宰府天満宮
3日目、最終日はバスに乗って博多から少し南、太宰府天満宮へ。
博多バスターミナルからバスで約40分。太宰府駅前バス停に到着すると、太宰府天満宮へと続く参道が目に入ります。参道には、おせんべい屋さんやお箸屋さん、がま口屋さんなど、お土産にしたいかわいい商品が並び、ついつい足が止まります。
そしていよいよ太宰府天満宮境内へ。にぎやかな参道とは一転、静かでおごそかな雰囲気が漂います。九州最古のものといわれる「石鳥居」や、なでた部分の病気が治り、頭をなでると知恵が付くといわれる「御神牛」など、御本殿までの道すがらにもみどころがいっぱいです。
太宰府天満宮は、学問の神様・菅原道真公が祀られており、合格を祈願する受験生をはじめ、全国から年間1,000万人もの参拝者が訪れます。
桃山時代の豪華な建築様式でつくられた御本殿は、令和5年5月より約3年をかけ、124年ぶりの大改修工事が行われています。改修期間中は、御本殿前に「仮殿」が建設されており、こちらに参拝することができます。
また、境内には約6,000本の梅が植えられており、水戸市の偕楽園のように国内有数の梅の名所としても親しまれているということで、グッと親近感が湧きました。梅をモチーフにしたお守りやお土産も豊富で、ついつい買い込んでしまいました。
福岡に行ったらぜひ立ち寄りたい太宰府天満宮。夏の時期には、こんな素敵な風景を目にすることができるかもしれません。
鯛茶漬け
博多に戻った私たち。空港へ行くにはまだ時間があったので、最後のお目当てでもある「鯛茶漬け」を食べに行きました。天神・博多の名物として半世紀以上も愛され、福岡出身のタレントさんや芸人さんが紹介しているのもよく目にしていた鯛茶漬けは期待以上の美味しさで、タレに漬け込まれた鯛の切り身の歯応えと旨みが、ふっくらのご飯と一緒にさらさらと口の中へ入っていきました。気づいたらおひつのご飯も空っぽに。
福岡空港から茨城空港へ
楽しい場所、美味しいものだらけの福岡の街に、後ろ髪を引かれる思いで福岡空港へ向かいます。
福岡空港ターミナルビルには、たくさんのショップとレストランがありますので、人気のお土産品はだいたい空港内で購入できると思って良いほどでした。また、博多ラーメン、博多うどんをはじめご当地グルメもいろいろと楽しむことができます。私たちもタイミングが合わずに食べそびれていた福岡名物「とりかわ」「ひと口餃子」を最後に美味しくいただき、午後6時35分発のスカイマークで福岡をあとにしました。午後8時10分には茨城空港に到着。飛行機を降りてすぐに無料駐車場に停めた自分の車で家路につけるのも、疲れた体に優しい茨城空港の魅力のひとつだと改めて実感しました。
3泊4日の福岡旅行。今回は福岡県内をあちこち行ってきましたが、もう少し足を伸ばせば、大分の温泉、長崎の夜景、熊本の雄大な風景などなどお楽しみがまだまだいっぱい。
また近いうちに、茨城空港から福岡空港への旅を計画してみたいと思いました。
茨城ー福岡便は1日1便、好評運航中!
運航ダイヤのご案内
2024年10月27日(日)〜2025年3月29日(土)
2024/10/27 – 2025/3/29
出発便:茨城→福岡Departure flight: Ibaraki – Fukuoka离境航班:茨城→福冈離境航班:茨城→福岡출발편:이바라키→후쿠오카
便名Flight No.航班号航班號碼편명 | 茨城空港 発From Ibaraki Airport从茨城机场從茨城機場이바라키공항 출발 | 福岡空港 着 | 運航日Flight date航班日期航班日期운항 일 |
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SKY831 | 7:35 | 9:45 | 毎日Every day毎天毎天매일 |
到着便:福岡→茨城Arrival flight: Fukuoka – Ibaraki到达航班:福冈→茨城到達航班:福岡→茨城도착편:후쿠오카→이바라키
便名Flight No.航班号航班號碼편명 | 福岡空港 発From Fukuoka Airport从福冈机场從福岡機場후쿠오카공항 출발 | 茨城空港 着To Ibaraki Airport到达茨城机场到達茨城機場이바라키공항 도착 | 運航日Flight date航班日期航班日期운항 일 |
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SKY836 | 18:50 | 20:25 | 毎日Every day毎天毎天매일 |